まだ梅雨の時期までは間がありますが、
雨や曇りですっきりしない天気の日が多いですね。
このような梅雨入り前の長雨のことを表現する
「卯の花(うのはな)くたし」という言葉があるそうです。
「くたし」とは、物を腐らせることを意味する名詞で、
動詞の「くたす」から派生したもの。
「卯の花くたし」とは、卯の花を腐らせるほどにしとしとと降り続く雨
という意味をもつ風情のある言葉で、
俳句などの初夏の季語として使われます。
こういった、その時期に見られる植物で
季節を感じられるのは、四季のある日本ならではですね。